◆ドラマも小説もこれ１冊で100倍楽しめる！◆

　司馬遼太郎の代表作の１つとして多くのビジネスパーソン・経営者に読み継がれている『坂の上の雲』。一昨年から３年がかりでＮＨＫで毎年年末に放送されているドラマも今年12月放送の第３部がいよいよ最終章となる。今年は旅順要塞攻防戦、日本海海戦など日露戦争のクライマックスが描かれ、過去最高の盛り上がりが予想される。

　本書は日産自動車やソニー出身で『坂の上の雲』の熱烈なファンである著者二名が、全８巻（文春文庫版）の中から登場人物たちの名ゼリフを、ビジネスに役立つという観点から厳選し、解説を加えたもの。巻末には、主な登場人物のプロフィールや年表を掲載。ドラマや小説もより理解するための最適なガイドブックである。

『坂の上の雲』あらすじ＆ガイド

序章　　常識のウソ　　　

第１章　日本のよさを再発見する　　

第２章　夢を語ることの大切さ　　

第３章　小さな国が大きな国家に向かう

第４章　ほんとうの目的に迫る　　

第５章　みんなで力を合わせるということ　　

第６章　それぞれの活躍（人物像　　

終章　　自分らしく生きる　

巻末資料

津曲公二（つまがり・こうじ）

株式会社ロゴ 代表取締役

東京大学工学部卒業後、1972年日産自動車に入社。エンジン開発などの領域で多くのプロジェクトに参画した後、独立。司馬文学、中でも『坂の上の雲』はビジネスへの応用の宝庫であることに気づき、講演やセミナーでそのエッセンスを伝えて好評を博している。主な著書に『改訂版 実践！プロジェクトマネジメント』（共著 PHP研究所）、『ものつくりの教科書』（共著 日経BP社）、『「坂の上の雲」に学ぶ勝てるマネジメント』（総合法令出版）がある。

酒井昌昭（さかい・まさあき）

株式会社ロゴ 取締役副社長

愛媛大学工学部電気工学科卒業後、1968年ソニーに入社。約30年間主に製品開発設計業務に従事した後、約４年間の業務プロセス改革活動を行う。現在はプロジェクトマネジメント技法について研修・コンサルティングを行なう。著書に『めざせ！P2Mプロジェクトマネジャー』『PMプロジェクト・マネジメント　クリティカル・チェーン』（いずれも日本能率協会マネジメントセンター）『図解 これならできるクリティカルチェーン』（ダイヤモンド社）などがある。

http://www.logokk.com