インタビュー

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【舛田光洋さん】大掃除で大リセット&ツキを呼ぶ磁場の作り方

前回に引き続き、そうじ力研究会代表・舛田光洋さんにお話しを伺いました。

(聞き手:編集部 金子)


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―今年も残り一ヶ月あまりとなったので、弊社も社内大掃除を考えています。来年も良い本を出して社会に貢献し、発展していきたいと思うのですが、何かアドバイスいただけますか?

オフィスということでお話しするなら、最近出版した『最強「そうじ力」で商売は必ず繁盛する』(リヨン社)の中で、照明とか、色、音、香りといったものも含め、「ありがとう空間」を現象化させるという話を中心にしています。会社の場合、会社が提供するコンセプト、つまりまず“理念”がないといけません。例えば、「ウチの会社は●●を通して癒しを与えます」だったら、その会社のオフィスも癒されるような空間でないといけないということです。

―なるほど。弊社の場合は、(既刊を納めた書棚を指して)この本棚をキレイにするということでしょうか…。

それもありますね。また、大掃除は、「そうじ力」のコンセプトである、「あなたの部屋はあなた自身」の一年間バージョンですから、大リセットです。一年間のその人の思いが、例えば、机の周辺、中などに現れていたりしますよね。それをいったん大リセットして、来年の計をたてるといいのではないでしょうか。

大掃除というのは日本独特の文化で、イギリスでは「スプリング・クリーニング」というのがありますが、年末に大掃除というのは世界でもなかなかないのです。では、なぜ日本では、年末にそうじをするのかというと、新年の始めであるお正月に神様を迎えるためなんですよ。やっぱり、福の神に愛されるためには、福の神が好むような部屋づくりをしなくてはいけないですよね。

―舛田さんの会社も大掃除されますか?

いや、ウチの会社は…いつもピカピカなんですよ(笑)みんなビックリするくらい。

でも、自宅は(苦笑)引越ししてから、家がぐちゃぐちゃになってしまったんです。で、原因は何だろうと考えたら、全部自分にあったんです。家族にスペースをと思って書斎を作らなかったらこれが大失敗。寝室、リビング、子ども部屋それぞれにちょっとずつ自分のものが増えていって、最終的には家中に自分のものが散乱していました。現状がまったく把握できていなかったんですね。ある日妻に「家中あなたのものばかりだよ」、「よごしている原因だよ」って言われたんです。それで「模様替えをしよう!」と思ったんです。これは書斎を持たなくてはいけないと思い、リビングにあった本棚をすべて書斎に入れて、それを中心に模様替えしました。そうしたら、すごくスッキリしました。場所の理念はとても大事ですね。「何を一番優先するのか?」ということです。
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―確か引っ越されて・・・何階にお住まいでしたっけ?

27階です。私は上層階のほうが、磁場がいいように感じます。

本を執筆するとき、東京ではいろんな情報が入ってくるから、気が散るんです。ネット見たり、急に本屋に行きたくなったり、ソワソワするんですね。それで最初は、まずは距離をおいてみようと、山の中にこもって書いていました。でも距離を離すと、お金も時間もかかるんですよね。そこで、高級ホテルにいこうと思ったんです。やってみるとこれが意外と良かったんです。とくに上層階はとても気持ちが良く、執筆に集中できました。だから、私にとっては、高さというのは関係あるのかなぁと。ただ、人によっては大地から受けるエネルギーが良いから、1階のほうがいいなどあるので、一概には言えませんけど。

―磁場といえば、高低もあるかと思いますが、地理的にいい場所、悪い場所というのはあるんですか?

それはありますね。土地だけではなく、マンションなどの建物の磁場というのもあります。住人が転居して空室になった部屋をそうじする仕事をしていたとき、「このマンションは、いつもみんなキレイにして出て行くから、そうじの時間が短くてすむ」・・・というマンションもあります。また、逆もあります。「○○のマンションが空いたからそうじに行くよ」というと、「あぁあそこはダメだ、遅くまでかかるよ」っていうところが必ずあったんです。そのマンション自体、なぜかどんな人が入っても必ず通常より汚いんですよ。そうじの時間が、普通の部屋の倍以上かかったり、場合によっては夜中までかかったりしたんです。

―うーん、やっぱりそういうのがあるのですね…。

でも、それを覆すこんな話があります。歴史的にいわくつきの場所にあった会社が倒産してしまいました。しかし、後に別な会社が入りました。その場所がいわくつきという話を社長さんは聞いていたそうですが、まさしく「そんなの関係ねぇ!」とばかり(笑)何をしたかというと、“そうじ”をしたそうです。社員全員で想いを込めてそうじをし、磁場づくりをしていったのです。その会社は現在も発展を続けています。やはり、マイナスのエネルギーの集合体がそこにあっても…例えば100のマイナスエネルギーがあっても、120のプラスエネルギーで押さえ込むことができるんだなぁと。
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―まさに、「そうじ力」の威力は磁場を変えるパワーがあるんですね! どんなところに住んでいようと、会社があろうと、「そうじ力」で発展は可能ということですね。弊社も、今年の大掃除も社員一丸となってプラスのエネルギーで磁場づくりをしたいと思います。

 さて、最後に舛田さんの来年の抱負をお聞かせください。


来年の目標には「ブームから文化へ」と掲げています。昨年末以降、ブームとなった「そうじ力」ですが、今でも「そうじ力」を実践して運勢が好転したというお便りやメールが後を断たないんです。最近では小学生のお母さんから、4年生の子どもがそうじをしてずっと満点を取り続けるようになり、それを見た担任の先生が「どうしたんですか?」と聞いてきて、「そうじ力」の話しをしたらその先生も「そうじ力」を実践していて、話しが盛り上がったというメールをいただきました。そうじ力は、一時のブームではなく、子どもからお年寄りまで、幅広く受け入れてもらえる普遍の法則があると自分自身確信しています。だから、この実践者をもっと増やして文化として根付かせていきたいと思っています。また、来年からは「そうじ力」に関する講座を開きますので、「そうじ力」を資格化して、アメリカでの「生活オーガナイザー」といわれているようなかたちにしていきたいと思います。

私の「そうじ力」考えの元になっているのは、これからの人、つまり子孫に美しい地球を残したいという気持ちです。これを“「そうじ力」で地球磨き”というコンセプトで表しています。そのために、今後も「そうじ力」で一人ひとりの心を磨いていくという、実践活動をさらに強化していきたいなと思います。

―すばらしいですね。本日はどうもありがとうございました。

(2007.11.26)
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■夢をかなえる「そうじ力」

舛田 光洋(ますだ・みつひろ)

定価 1,320円(税込)

1969年生まれ。そうじ力研究会代表。

天国的価値観を提供する「ヘヴンワールド」代表。

そうじには人生を好転する力があることを発見し、「そうじ力」による磁場の改善、心の改善から運勢好転を提唱。

中小企業環境整備コンサルタントとして「そうじ力」を導入した独自の企業発展プログラムを開発し、多くの経営者から高い評価を得ている。最近では個人向け「運勢好転そうじ力セミナー」を開催、全国各地で活躍中。

おもな著書に、『夢をかなえる「そうじ力」』、『「そうじ力」であなたが輝く!』、『図解 夢をかなえる「そうじ力」』(以上、総合法令出版)、『3日で運が良くなる「そうじ力」』(王様文庫)、『面白いほど仕事がうまくいく!「そうじ力」成功マップ』(青春出版社)、『最強「そうじ力」で商売は必ず繁盛する』(リヨン社)など多数。

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■図解 夢をかなえる「そうじ力」

舛田 光洋

定価 836円(税込)

【目次】

巻頭対談 舛田光洋が聞く! 成功する人生のコツ

  片岡鶴太郎さん「人生をリセットしつづけ願望を実現してきた生き方」

  / 舛岡はなゑさん「ツヤと言葉で幸運を呼びこむ」

プロローグ そうじには不思議なパワーがあります

1 夢をかなえる「そうじ力」とは? 

2 人生の「マイナス」を取り除く

3 人生に「プラス」を送り出す

4 人生の問題点をあらわす場所のヨゴレ

5 成功者体質をつくる21日パワー法

エピローグ

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