こんな時代だからこそ、日本のプロ野球を応援しよう！

６年前、当時発足したばかりで絶好調だったＪリーグに対し『Ｊリーグ崩壊』という衝撃的な本によって、警告を発し、業界で話題を巻き起こした著者が送る、日本プロ野球へのエール本。

６０年以上にもわたるその歴史の中に数多く残っている名勝負や伝説を掘り起こしつつ、これからの日本プロ野球のあるべき姿を探る。

はじめに

第１章　プロ野球クライシス

　　　　パ･リーグの敗因

　　　　星野の限界

　　　　野村阪神の行方

　　　　長嶋のコーチたち

　　　　青年監督

　　　　『野球人』落合の評価

　　　　不思議な優勝

第２章　プロ野球、隠された伝説

　　　　言葉の魔術

　　　　奇妙なバッテリー

　　　　快腕伝説

　　　　小さな実験

　　　　スピード願望

　　　　愛のサイクルヒット

　　　　投手王国

第３章　だれも教えなかったプロ野球

　　　　疑惑の白球

　　　　一八歳の光芒

　　　　捕手、それぞれの事情

　　　　三二歳の憂鬱

　　　　奇策

　　　　一年だけの監督

　　　　筋書きのないドラマ

第４章　プロ野球の２１世紀

　　　　野球は言葉のスポーツ

　　　　プロ野球の未来

　　　　奇跡のコーチ

　　　　ファンの進化

工藤 健策（くどう・けんさく）

1942年横浜市生まれ。明治大学卒業後、ラジオ局入社。

アナウンサー、ディレクターとして、野球、ラグビー、サッカーなどを取材しつづけている。

著書に、本書の前編ともいえる『江川の四試合』、業界を騒然とさせた『Ｊリーグ崩壊』（以上総合法令出版）、『小説　安土城炎上』（ＰＨＰ文庫）などがある。

思わず泣ける話、フッと吹き出しそうになってしまう話、思わず手に力が入ってしまう話など、いろいろあります。

どこかの球団に特化することなく、まんべんなく、いろんな話が詰まっているので、

「僕の好きなあのマイナー球団は…」なんて心配はご無用です。

ちなみに、横浜BayStars好きな私が好きなお話は、"奇跡のコーチ"と"奇妙なバッテリー"です。

ぜひ、読んでみてください。