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感情に振りまわされない—禅の教え42
気にしないコツ
- 著者名
- 枡野俊明
- ジャンル
- ビジネス自己啓発
- 発行年月
- 2025年6月
- サイズ
- 四六判
- 頁数
- 240P
- ISBN
- 978-4-86838-002-3
- 税込価格
- 1,650円(本体 1,500円)
内容紹介
小さな日常の幸せを見逃している理由、それは悩みや不安が、心も頭も支配しているからに他なりません。
あなたの中にあるモヤモヤした悩みや不安は何ですか?
「会っていなくても、そのイヤな人が頭に浮かんでしまう」
「寝る前にしんどい記憶が蘇り、眠れなくなる」
「気にしたくないのに、気にしてしまって、疲れる」
とにかく、しんどい。毎日がしんどい……。
悩みには二種類あります。
「いい悩み」と「悪い悩み」です。
いい悩みは、自分を成長させる力になります。新しい挑戦に向けて悩むことで、次の一歩を踏み出す勇気が生まれます。
悪い悩みは、時間を浪費し、心を蝕むだけです。過去の出来事や他人のことで悩み続けても、何も変わることはありません。
人生は有限です。限られた時間の中で、意味のある悩みにだけ向き合う。自分にはどうしようもない余計な悩みは、手放していく。
では、どのように手放していくのか……。
実はこの「悩みに振りまわされてしまう心」に対して、何百年も前から、シンプルで力強い答えをくれている存在があります。それが、「禅語」です。
禅語とは、禅の修行のなかで語られてきた、短くも深い言葉。
何気ない日々の中で見逃してしまいがちな「気づき」や「整え方」を、たったひと言で教えてくれます。
悩みや不安が頭の中を占領してしまうと、美味しいごはんも、家族との会話も、季節の移り行く美しさも、全部「あるのに、感じられない」状態になってしまう。
しかし、逆にいえば、禅の教えが詰まった禅語の考えを取り入れることで、そんなモヤモヤした心が、少しずつ整っていきます。
この本では、日々の「しんどさ」に寄り添いながら、禅語を通して、心の悩みを少しずつ軽くしていく方法を紹介していきます。
どこか一つの言葉でも、心に届くものがあれば、それは、きっとあなたの「言葉のお守り」になるでしょう。
自分の感情や思考を飼い慣らして、少しずつ手なずけていくことで、日常で起こりやすい「しんどい」にとらわれることが、少しずつ減っていきます。
気づけば、ふとした瞬間に心がゆるみ、見過ごしていた小さな幸せに、そっと気づけるようになる。そんな変化をもたらしてくれるのが、禅語という言葉の力です。
本書で紹介する禅語の中に、あなたの心に静かに寄り添ってくれる「ひと言」が見つかりますように。
目次
ストレスフリーを手に入れるための整え方
新しい自分のつくり方
「今」に集中する作法
失敗と焦りに支配されないマインドセット
成長を続けるシンプルな習慣と挑戦的な行動の力
心を進化させる静かな戦略
平常心でつながる人間関係
著者紹介
大学卒業後、大本山總持寺にて修行。以降、禅の教えと日本の伝統文化を融合させた「禅の庭」の創作を続け、カナダ大使館庭園やセルリアンタワー東急ホテルの日本庭園など、国内外で数多くの作品を手がけている。
芸術選奨文部大臣賞(1998年度)を庭園デザイナーとして初受賞。カナダ総督褒章(2005年)、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章(2006年)なども受賞している。2006年、『ニューズウィーク(日本版)』にて「世界が尊敬する日本人100人」に選出。主な作品はカナダ大使館庭園、セルリアンタワー東急ホテル庭園「閑坐庭」、ベルリン日本庭園「融水苑」など多数。2024年には最新作品集『禅の庭Ⅳ 枡野俊明作品集2018~2023』(毎日新聞出版)を刊行。
禅の精神と現代人の悩みをつなぐ語り口に、世代を問わず共感の声が寄せられている。教育の現場では、長年にわたり多摩美術大学で後進の指導にあたり、2023年、名誉教授の称号を受ける。
編集者より
夜寝る前に思い出す「イヤなこと」、朝起きてすぐに頭に現れる「苦手な人」。その瞬間に頭は重くなり、心はどんよりしてしまう。
そのような人に向けた、自分の感情の取り扱い方と自分の生き方を禅語を通して、伝えた書籍となります。
悩みに振りまわさないで、悩みを糧にする技術をぜひ本書で学んでいただければ幸いです!
著者より
禅がより多くの方にとって身近な存在になり、日々の暮らしの中に自然と根づいていくこと。それが、建功寺の住職としての私の願いでもあります。何よりも、禅の実
践を通して、みなさま一人ひとりの生活が、少しでも穏やかに、豊かに育まれていくことを心より祈っています。
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