代々木ゼミナールの人気トップ講師が“本当に”伝わる文章の書き方を教えます！

　若者の活字離れが叫ばれて久しいが、現実にはブログやツイッター、フェイスブックなどで若者が文章を書く機会は以前と比べて格段に増えているとも言われている。また厳しくなる一方の就職活動におけるエントリーシートの作成など、文章の書き方一つで人生が大きく左右されるとも言われている。本書は代々木セミナールで10年以上にわたり現代文・小論文指導のトップ講師として活躍する著者が、初めて一般向けに“本当に”伝わる文章を書くためのノウハウを明らかにしたもの。文章を書く前に読み手をイメージするといった心構えから、句読点の正しい打ち方や接続詞の正しい使い方といったベーシックな知識、文章の適切な長さ、適切な段落の作り方といった著者自身の経験から導いたオリジナルノウハウ、文章をやわらかくするための表現や論理的な文章の書き方といった応用テクニックまで、全部で100のノウハウにまとめている。各項目にはＮＧ文章例とＯＫ文章例を豊富に掲載しているので、それぞれの文章を比較しながら理解することができる。また、全部で７ユニットで構成されているので、１日１ユニットを読めば、１週間で正しい文章の書き方をマスターできる構成。就活生から入社１～２年目の人にぴったりのテキストである。

第１日　文章を書く前に準備しよう　

第２日　文章を書くときの心得・初級編　

第３日　文章を書くときの心得・中級編　

第４日　文章を書くときの心得・上級編　

第５日　文章を書くときの心得・達人編　

第６日　読み手を説得する方法　

第７日　文章を書いた後

高橋廣敏（たかはし・ひろとし）

代々木ゼミナール現代文・小論文講師

早稲田大学卒。通常のライブ授業に加えて、衛星放送で現代文と小論文を担当している。現代文の授業においては、文章の論理構造を把握し、内容を理解した上で正解へと向かうプロセスを説明し、小論文の授業においては、課題文の読解に基づく様々な発想と、論理的に一貫性のある合格答案の作成法を提示する。近年は、大学受験生のみならず、高校の教諭を対象とした現代文や小論文の指導法に関する講義も行っている。日々の生活の中で何よりも嬉しいのは、現代文や小論文の授業を通じて知的好奇心を刺激された生徒が、読んで理解することの喜び、書いて自己表現することの喜び、そして、思考することの喜びに目覚めてくれることである。現在までに授業を受けた生徒数は10万人を超える。趣味は旅。オフには、アジアやヨーロッパなど、地球上を放浪している。神社好き、温泉好き、写真好き、映画好き、自動車好き、動物好きでもある。著書に『高橋廣敏の「受かる！小論文」が面白いほど書ける本』『イメトレ まる覚え現代文重要キーワード333』（中経出版）などがある。