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メルトダウン家族

メルトダウン家族

親子関係がつくる「こころ」の問題

著者名
上村神一郎
ジャンル
教育/育児
発行年月
2011年11月
サイズ
四六判
頁数
160P
ISBN
978-4-86280-279-8
税込価格
1,430円(本体 1,300円)

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内容紹介

子どもの病気は子供から親へのメッセージ 

従来の精神科医療のイメージをくつがえす斬新なアプローチで知られる著者が、多くの患者と接してきた経験および自らのひきこもりや摂食障害の経験をもとに、親子関係のあり方を述べた話題の書。

 人間関係のトラブルが原因で精神を病んで病院を訪れる患者の多くは、子供のときに親との関係がうまく言っていなかったケースが多いと著者は指摘する。親との関係は子供にとって人間関係の第一歩であり、そこでつまづくことは一生人間関係に悩むもとになるのだという。

 そして、現代の親子関係はますます殺伐として亀裂が深くなり、ますます「メルトダウン化」し、まさに取り返しのつかない事態に陥っていると危機を訴える。

 このメルトダウンを防ぐためには、子供を甘やかすのはダメ、かといって突き放すのもダメ。そして何よりもまず親自身が自分らしい生き方を追求することこそが、子供のためになると著者は力説する。

 3.11を経た今、改めて親子関係のあり方が問われている。本書は子供を持つすべての親にとって、何らかの示唆を与えるであろう。

目次

第1章 メルトダウン化する親子関係

第2章 親子の関係~私の場合~

第3章 家族のメルトダウンを防ぐために

第4章 考えすぎないためのエクササイズ

著者紹介

1950年福岡生まれ。1976年 帝京大学医学部卒業、1977年帝京大学医学部精神科入局。2004年医療法人青峰会理事長、2010年くじらホスピタル院長。

精神病院を経営する父親の下、幼小時に対人恐怖症、青年期にひきこもり、50歳まで続いた摂食障害に悩まされるなどの経歴を持つ。患者の尊厳を第一に考える精神科医療を希求して病院改革を行い、旧態依然とした精神科医療の変革に力を注ぐ。その精力的な活動と病院経営に対する先見性、卓越したアイディアには国内外から注目が寄せられている。

現在、東京都内と愛媛県で病院及び関連医療施設等を経営。2007年に『医療福祉建築賞』を受賞した東京の「くじらホスピタル」は、精神科の入院治療の常識を覆す「開かれた精神科の病院」として開設。それまで、受入れ先の少なかった人格障害、摂食障害やPTSDの入院患者を受け入れ、日々治療にあたりながら、精神科医療の質の向上に向けて努力を続けている。

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