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「三国志」のおもしろくて新しい読み方

「三国志」のおもしろくて新しい読み方

著者名
伴野朗
正木義也
ジャンル
人文/社会
発行年月
2000年9月
サイズ
四六判
頁数
0P
ISBN
4-89346-683-6
税込価格
1,760円(本体 1,600円)

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内容紹介

『三国志』をめぐって中国の歴史空間を行き来するおもしろさ

中国に題材をとった小説では第一人者の作家・伴野氏と中国ビジネス歴20年の正木氏の対談形式の『三国志』読本。

『三国志』を現代から読み直し、また『三国志』から現代を読み解くというユニークな試み。

目次

まえがき

第一章  

『三国志』の歴史背景

中華思想/中国のナショナリズム/漢民族と国境線/中国と天朝/時差線が引けない/分裂と統一/文字をもたなかった日本/宦官が必要なわけ/科挙と日本貴族/儒教は生皮/海は青い/漢民族は頭がいいか/毛沢東はメイファーズ(没法子・仕方がない)/失脚の指定席/中国人・唯物論と日本人・唯心論/法輪功と黄巾の乱/中華と河文明/曹操は寄生虫に敗れた/死体は物体か/『三国志』は つくられているか/食わせる/赤壁は真珠湾

第二章  

『三国志』の人間像

諸葛亮は本物か/神格化の諸葛亮/大衆人気/百の棺桶/曹操の噂をすれば、曹操がすぐ現れる/白刃がきらっと光った/魏の謀臣――荀いく/地獄耳こそ権力への道/曹操は大文学者か/「出師の表」と文学価値/色を好んだ人間曹操

第三章  

『三国志』の地理

天府の地――四川/蜀犬日に吠ゆ/呉は差別されているか

第四章  

歴史の真実

「泣いて馬謖を斬る」の真実性/私憤だった夷陵の戦い/家来のほうが偉い/諸葛亮の悪口/自分の腹も切ったのか

第五章  

『三国志』と現代中国

詩人毛沢東/政治家は腹黒く/毛沢東は董事長/喧嘩はもう終わりましたか/間違っているチベット政策/謀略と情報/謀略は悪か/趙雲はじじい/孟獲はなぜ七度放されたか/馬謖の提案を取り入れた/関与しないことが大切/チベットの独立/日本の明治維新と中国の改革開放/『三国志』と中国人の価値観

第六章

『三国志』と台湾総統選挙

民主化の違い/三国時代と現代中国の統一戦線/中国は領土が大きいから拡張欲も大きい/中国と台湾の行方/政治改革と経済改革/現代台湾の孔融/国民党憎し/陳水扁は孫権か/日本より台湾のほうが民主化は進んでいる/陳水扁を台湾総統にしたのは北京である

あとがき

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