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- 書籍詳細
高校野球で本当にあった心温まる物語
- 著者名
- 寺下友徳(編者)
- ジャンル
- 実用/健康/趣味
- 発行年月
- 2018年7月
- サイズ
- 四六判
- 頁数
- 208P
- ISBN
- 978-4-86280-630-7
- 税込価格
- 1,320円(本体 1,200円)
内容紹介
強豪高の力のある選手だけではなく、たとえ甲子園にいけなくてもみんな同じ高校野球生活3年間を一生懸命にがんばる高校生たちのリアルストーリー。 また、球児ではなく、マネジャー、ブラスバンドのメンバーなど、高校野球に一生懸命、一途に関わる子供たちのストーリー。そして、最後の試合を終えた後、監督が選手たちに何を話したかを再現する。勝つはずの試合で負けた後、実力差の大きくでた試合の後、それでも一生懸命にプレーした選手、マネジャー、そして関係者に、監督は何を語ったのか……。高校野球に詳しいライターが、自らの足で集めた最高のエピソードを1冊にまとめました。この夏、もっとも涙腺を刺激する1冊となるはずです!
目次
第1章 東北初の女性監督と一緒に目指した甲子園
第2章 たった2人に部員と熱血監督濃密でかけがえのない日々
第3章 凡事徹底を何度も繰り返すことで甲子園が視界に入ってくる
第4章 監督とチームをつなぐ役割を担ってチームを甲子園に導く
第5話 名門校の「伝令キャプテン」歩んだ苦闘の日々
第6話 生まれ変わった青年監督と弱小チームが強豪校に迫るまで
第7話 波乱万丈のサウスポーが間違いなくエースだった夏
第8話 なき監督の夢を胸にいだいて挑んだ夏
第9話 一度はあきらめた野球に再び挑戦した夏
第10話 スタンドに響く応援が選手たちの気持ちに火をつけた!
第11話 たくさんの思いやりを胸に刻んで戦った3年間
第12話 投げられない夏を経験したから、全力で投げられる今がある
あとがき そして13番目の物語が日本中で始まる
著者紹介
1971年生まれ・東京都出身。國學院大學久我山高卒業後、亜細亜大へ進む。応援指導部(佐賀商野球部・森田剛史監督と同級生)と学生時代から流浪の人生を過ごし、就職後もファストフード会社社員、ビルメンテナンス会社営業などを経て、2004年10月からフリーライターとなる。2007年2月からは地方創生を期して愛媛県松山市に居を構え、現在は四国の野球を中心としたスポーツを全世界に発信する。主な執筆媒体はwebが「高校野球ドットコム」、「スポーツナビ」、雑誌が「ホームラン」「週刊ベースボール」「野球太郎」「サッカーマガジン」「サッカーダイジェスト」など多数。2018年からはサッカーJ2・カマタマーレ讃岐のオフィシャルマッチデープログラム執筆も担当している。
著者より
そんな言葉が毎年のように起こる。それが高校野球の世界だ。日々時に効率性の悪い練習に取り組み、4000分の1しか確率のない全国の頂点を目指し、それでも旗色が悪い中でも試合に臨み、例外なく高校野球を終えると選手たちは泣く。一般社会で暮らしている方々は時に不思議に思うだろう。「引かれたレールの上に乗っかる人生の方が楽なのに、彼らはなんでそんな人生を左右するわけでもない1スポーツで、そこまで打ち込み、感情をあらわにしているのか?」と。
もちろんそこには指導者、選手たち、環境、対戦相手、さらに現代の気質……。様々な状況が絡み合っている。たが、事の本質は100年以上前、高校野球の全国大会が始まった時から変わっていない。それは、年の離れた指導者と、一番人間が変化できる年代である高校生たちとが日々顔を合わせ、本気で「1つの目標=公式戦1勝、甲子園出場、甲子園優勝」を目指すことによって生み出される熱量。それこそが野球部を超え、学校や地域をも熱くし、ナチュラルな感動を見ているものに生み出す。その循環こそが単なる「野球」でなく「高校野球」がスポーツを超え、日本の一文化となっている要因だと筆者は考える。
この本にはそんな熱量の一部が収められている。たった2人の部員と監督の話、女子監督の話、東日本大震災によって大きく変わった環境を受け入れ前に進む話など、いずれも様々な人々が本気で手を取り合ったからこそ、生まれた物語。もし「何かを変えて前に進みたい」と思った時、この本がその一助になれば、こんなに嬉しいことはない。
寺下友徳
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