著者は、生後８カ月で『先天性骨形成不全症』を発病した。

この病は、握手をしただけで骨折するほど、骨が弱くなってしまう病気である。

数十回の骨折をくり返し『生きる意味と、その価値』を探し求めた結果、『起業してそれまで支えてくれた人々に遺すものを作る』ということを志とした。

そして、1996年に（有）アイインターナショナルを設立し、成功を遂げる。

夢をかなえるためには、誰でも乗りこえなくてはならない『壁』があると思うが、著者は、障害という『壁』を持ち前の高いモチベーションで乗りこえている。

本書は、夢をかなえるために志高く生きることの大切さを学ぶことができる一冊である。

見山敏氏による推薦の言葉

プロローグ〝宿命〟は変えられないが、〝運命〟は変えられる

第１章　起業につなげたモチベーション　　　　　　

第２章　痛みとたたかう子ども　　　　　　　　　　

第３章　運命を変えられるのはわたし自身　　　　　

第４章　自分の技で世界へ挑む

第５章　自立に向けてわたしができたこと

第６章　新しい仕事との出会い

第７章　悲しみを乗り越えて

エピローグ　悔いのない人生を

岩本 良子（いわもと・りょうこ）

有限会社アイインターナショナル代表取締役社長。

1955年１月１日、熊本県阿蘇郡産山村に生まれる。生後８カ月で先天性骨形成不全症を発症。

18歳で社会復帰のために『白鳩園』にて編み物の技術を学ぶ。

1981年、第９回全国アビリンピック編み物の部で３位入賞。

翌年1982年に開催された、第１回国際アビリンピック編み物の部で金メダルを獲得。

その後、販売営業活動をへて、1996年に有限会社アイインターナショナルを設立。

※本書は『ガラスの骨』（2001年2月発行）の大幅改訂版です。